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(つづき) 夜が明けた頃、公開録音のスタッフらしき人が通りかかったので、声をかけました。このままだと大変なことになると思うんですが、どうしたらいいですか、と僕は言いました。すると、スタッフは、ああわかりました大丈夫ですよ、と答えました。具体的にどうしたらいいかと僕が聞いても答えてくれないし、その口調から解ったのは、スタッフなんにも考えてねえな、と(こういうイベントではよくあることです)。これはもう「プラン B」で行くしかないと僕は決めて、スタッフに提案しました。公園の警備員が来るのは午前 8 時頃とのことなので、それまでは我々が自主的に列を整理して、それ以降はそちらにお任せします、と。次に僕がすべきことは、8 時までこの列が崩れないように仕切って、なおかつスタッフが何も考えていないと他の人にバレないようにすることでした。僕らの目当てのイベントを見に来たわけでない客になんの行列かを説明したり、後から来た人を列の最後尾に誘導したり。8 時頃、行列の人数は数百人に膨れ上がっていました。ようやく呑気な警備員が現れたので、あとはお願いしますと僕は列を引き渡しました。 そこから、僕の「プラン B」が始まりました。タイミング良く、友人から、モノレールの万博記念公園駅に到着したというメールが届いたので、僕は友人を迎えに駅に行きました。その時、僕は自分の荷物を全部持って行きました。つまり、僕は、一夜かけて作った入場列を、警備員に引き渡した直後に放棄しました。そのさい、僕が別の場所に移動することが他の人にバレたら「プラン B」は台無しなので、トイレに行くふりをして列を離脱。友人と合流した後、公園東口駅に移動して、日本庭園前ゲートに向かいました。中央口と反対側にあるこの小さな入口には、誰も並んでいませんでした。しかし、僕らがそこに並ぶこともできませんでした。僕がこの入口に並んでいるところを誰かに見られたらマズイので、周囲から見られにくい位置から入口を見張っていました。時々、中央口に並んでいる知り合いに連絡を取って、情報を収集しました。そうこうしているうちに開園時刻の 9 時 30 分が近付いて来たので、ゲートが開く直前に入口に移動してすんなりと入場。走って広場に向かうと、中央口から入った人は見当たりません。ということで、最前列を確保しました。僕らの他に、状況を読んで別の入口からステージに辿り着いた人が数名いました。いつも最前列で見かける先鋭たちは、抜け目ありません。しばらくすると、中央口方面から、走らないようにロープで囲まれて警備員に誘導された何百人というヲタの集団が、ゆっくりとこっちに移動して来ました。入口からの一斉ダッシュは避けられたようでしたが、列が崩壊して押しくらまんじゅう状態になっていたので、一部のヲタが徹夜で並んだ甲斐はなくなっていました。彼らが僕らに気付いて、最前列が先鋭たちに取られていることが解った瞬間、殺気立った数百人が警備員のロープを突破して、傾斜のある広場を全速力で一斉に駆け下りて来ました。まるで人間津波! もしあの中に自分がいたら、と考えたらゾーッとします。足がもつれて我々の前に転がり込んでそのまま場所取りした人がいました。かくして勝敗は決しました。酒盛りグループは、この一斉ダッシュに対応出来るはずがなく、後ろの方からステージを見ることになりました。 で、結局、それは誰のイベントだったか。まあそんな些細なことはいいじゃないですか。
by de_kick_o_nice
| 2015-06-23 08:13
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