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マグロを真っ二つに切った断面を実際に、あるいはテレビで見たことがある人は、日本に大勢いるでしょうが、それを見ると僕はいつも思うことがあります。背骨の断面やら肉やら脂肪やらを見て思うのは、我々がいる世界は、もしかしたらこういう断面みたいなもんじゃないか、ということです。その場合、マグロの前後方向が時間軸です。マグロの断面がああいう風になっているのは、断面がそうであること自体に意味や目的があるわけでなく、マグロがマグロとして生きていけるように器官や組織や細胞が配置された結果です。仮に、マグロの断面という二次元世界が世界の全てであるという知的存在がいたとします。その存在が、その断面がどういう構造になっているかをほぼ正確に知り得たとしても、「何故」そのマグロの断面世界がそういう構造になっているかは解らないでしょう。そんなの、マグロ本体を知っている我々にとっては、「それがマグロの断面だから」と一言で済む話です。マグロの断面しか知り得ない存在は、マグロが全体として一つの生命であることなど知りようがありません。 人間は、この世界が何故存在するのかとか、こうなっている原因は何かとか、そういった理由や原因を求め続けて来ましたが、もしかしたらそんなもの、この宇宙の時間軸を含めた時空全体に理由や目的があって、時空全体を俯瞰出来る観察者が見たら「そんなの OO だから」の一言で済む話かもしれません。人間は、あらゆる手段を使って必死に考えて、マグロの真ん中ら辺の断面にいながら、「頭の方はこうなってるんじゃないか」とか「尾の方はこうなってるんじゃないか」と探り続け、遂には「マグロ全体は大体こんな形じゃないか」というところまでは想像出来るようになるかもしれないし、それは驚くべきことですが、それがマグロとして生きるための構造だというところまで理解出来るのでしょうか。ただし、もし「それはマグロが生きるため」と気付いたとしても、その外には、「では何故そのマグロが存在するのか」という疑問が現れて、キリがありませんが。
by de_kick_o_nice
| 2015-09-18 11:33
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